カブ隊 夏キャンプ タバスキーを探せ( 2024/8/1~8/4)

カブスカウトの年間の活動の中で最大のイベント、8/1(木)~8/4(日)の間に山梨県 丹波山村で行った夏キャンプのご報告です。長文になりますが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。

【1日目】

夏キャンプは、隊長を中心にカブスカウトの上進式が終わった直後、4月から準備を重ねてきました。夏キャンプの手伝い、保護者の調整、サイトや活動場所の下見、食材調達など、多くの時間を費やし、3泊4日のキャンプが始まります。

7時15分に総合公園に集合し、参加するスカウトの人数を数え、簡単なセレモニーを行い、バスに乗り込んでいきました。キャンプサイトには、近隣に大量の買い物をする場所がないため、大量な食材をバスに積み込みます。。バスとは別に、テント、タープ、椅子等の機材の搬入のため、機材車を用意し、別便でキャンプサイトまで運びました。

7時45分に総合公園を出発して、中央道の石川PAまで渋滞のため遅れに遅れ、丹波山村に着いたのは、12時頃。急いで、カブ弁の昼食を食べ、入村式を行いました。入村式で夏キャンプで成長してほしい点を隊長からスカウトに訓示を行い、夏キャンプの活動を開始しました。

まずは、テント設営。7月にFAテントの設営を訓練した結果、フライとテントの間の空間を左右均等に分配しながら調整したり、ペグの打つ間隔を調整し、綺麗にテントを張ることができました。

次にサイト探検。「丹波山村の奥秋キャンプ場でかくれんぼしているタバスキーを探せ」の指令を出しました。タバスキーを探しながらサイト探検をします。最初は簡単な所に隠れていますが、徐々に難易度を上げて草木に隠れたタバスキーを探していきました。スカウト達は、タバスキーを探す過程で、キャプサイトの全体像を把握していきました。

指令終了後、夜ご飯のための飯ごう炊飯を行いました。うさぎ、しかスカウトがお米を洗い、30分ほどお米を水に浸しました。指導者が薪に火をつけた状態で、くまスカウトが炊飯していきます。。最初は薪の火の弱い所に飯ごうを置き、吹きこぼれてきたら強火にかけていきました。吹きこぼれが落ち着いてきたら弱火に移して、炊きあがったと判断したら、蒸らしていきました。くまスカウトは3回目の経験です。流石に、慣れた手つきで炊き上げていました。

17時に隊長に笛の合図で国旗を降納しました。

飯ごう炊飯、終わたタイミングで、各組に分かれて夜ご飯の準備をしました。1日目は、バーベキューです。各組とも自分たちで炊き上げたお米の上に、ジューシーなお肉を載せて頬張りました。

星空観察の予定でしたが、曇り空のため、断念。スカウトから大切な人たちへ葉書を書きました。近年、SNSで簡単に連絡を取れるようになり、中々、手書きの手紙や葉書で思いを伝えることが減りました。キャンプサイトから葉書を送る活動は、文字を書くことで考えを整理し、気持を伝える大切さを学んでほしいため、毎年、実施しております。スカウト達は、絵と文字を組み合わせて、じっくり1時間、葉書を書いていきました。

1日目の活動が終わり、スカウト達は本日の活動を振り返りました。各組打合せで、本日の活動の良かった点、改善すべき点を話し合います。また、各係の打合せで、各スカウトが与えられた係の仕事について、副長に報告を行い、良かった点、改善すべき点を話し合います。最後に、組長・次長会議で、組長から隊長に各組での良かった点・改善すべき点を報告し、隊長から指摘と明日の活動のための準備の連絡を受け取ります。組長・次長は、会議での内容を各組のスカウトと連絡して、本日の振り返りと明日の活動の準備を指示をしました。
組会議、係会議、組長・次長会議、組への連絡は、夏キャンプ期間中は毎日実施し、対話を通して、スカウト達の自発的な成長を促していきます。

21時30分に就寝。ただ、漏れ聞こえるスカウト達の声。22時過ぎた当たりで、一喝。楽しいのは分かるが、長い活動の初日が終わっただけ。ゆっくり寝るように。

【2日目】
5時頃から聞こえる話し声。必死に抑えているが、徐々に大きくなる笑い声。5時の時点ですでに、大半のスカウトは起きておりました。早すぎる。

6時30分から活動を開始し、朝のつどい、国旗掲揚を行い、腹ごしらえをしました。昨日の活動の反省から、予定時間前に行動に移していきます。
朝食後、丹波山村の鱒掴み場へ徒歩で移動。ただ、開業時間前に着いたので、近くの雄滝まで散歩してマイナスイオンを感じ、暫しの休憩をしました。時間になったので、各組に指令を渡しました。「捕まえた鱒の大きさを測れ」。いよいよ、鱒掴みの開始です。
各組に分かれ、鱒掴み場の枠の中で、力を合わせて、端の方に魚を追い込み、1匹づつ捕まえていきました。素早く逃げる鱒を、手や足を使って、追い込んで、魚の上から「ひょい」を掴んで、バケツに入れていきます。魚の大きさは、凡そ22㎝。指令は3組が23㎝で優勝しました。

掴まえた鱒は、お店の方に焼いて貰いました。焼きあがるまでに90分ほどかかるために近くの川で川遊びをしました。猛暑なので、10分間に1回に水分補給を兼ねた休憩を守ることを、厳命して川遊びをスタート。毎年、川遊びでの標的は、リーダです。スカウトから強烈に水をかけられ、開始5分でずぶ濡れです。丹波山川の水は、水温が低いので、川遊びの初めは寒く感じましたが、直射日光と体動による発汗の関係で、徐々に丁度よい温度に。
水切り石投げで何回ジャンプしたかを競うスカウト、虫を掴まえるスカウト、石でダムを造るスカウト、それぞれのスカウト達が仲間を見つけ、遊びを考え、自分たちの楽しさを見つけながら川遊びをしてました。
昼ごはんには、自分たちが掴まえた鱒の塩焼きとおにぎりを頬張りました。やはりプロの焼き加減は絶妙で、表面がパリッとして皮まで美味しく頂きました。

寒くなった体を温めるため、近くに「のめこいの湯」まで移動し、お風呂に入りました。「のめこい」とは「ぬるぬるした」との方言らしいです。お風呂は、内湯と露天風呂があり、銘々のスカウトが仲間たちと一緒に、露天やつぼ風呂、水風呂に入りました。

お風呂からゆっくり徒歩でキャプサイトに帰村。次は記念品作りです。各組に分かれて、表面に焼きごてで浦安第2団の印をつけた直径3㎝程の円形の木の板に、マジックペンを使って思いでを書いていきます。カラフルな絵を描くスカウト、文字のみで作成するスカウト。思い出は銘々です。

17時に隊長に笛の合図で国旗を降納し、食事をしました。

食事後、簡単なセレモニーの実施することを組長に伝達。そう、2日目の8月2日は、あるくまスカウトの誕生日です。隊長から誕生日ケーキならぬ、誕生日シュークリームとスカウト全員からHappy BirthDayのコール。誕生日のスカウトは、照れながらも、嬉しそうに感謝の言葉をしっかり述べてました。誕生日、おめでとう!
それから、スカウト達がお待ちかねの花火を行いました。
蝋燭からつけた花火は、炎色反応により、赤、青、黄色に代わりながら、火花を散らし光ります。着火してすぐ、火球が震えて、力強く火花が飛び出し、火花が四方八方に激しく飛び出し、火の勢いは衰えながらも、火花は色を変え飛び散りっていきます。最後に、一緒に激しく光を放ち、消えていきます。やっぱり、花火はいいもんだな、と感じているのは指導者だけ。一心不乱に、連続花火を楽しむスカウト達。昨年よりも多めに買った花火もすぐに消費。

組会議、係会議、組長・次長会議、組への連絡を実施して就寝。

【3日目】
2日目と同様3日目も6時30分から活動を開始し、朝のつどい、国旗掲揚を行い、腹ごしらえをしました。

本日の活動の始まりは、キャンプ場から丹波山村のグリーンロードをハイキングです。荷物は極力軽くして、ハバザックに水筒、おにぎりを詰め込み出発しました。昨日、鱒掴みを行った場所で休憩して、指令を出します。指令は、「ハイキングを楽しめ」。ハイキングコースを歩数をカウントして、距離を測る指令です。4メートルのカブのロープを自分の普段のペースで歩るき、歩数を数えます。4メートルを8歩で歩いたら、歩幅0.5mの計算。100歩歩いたら50メートルが実測値です。郷土の大先輩、日本地図を策した伊能忠敬と同じ方法(距離と方位を計算した導線法)です。いざ、グリーンロードに入ります。
山道を登りながら、組長、次長で交互に歩数をカウント、100歩単位で記録紙に記載していきます。休憩のタイミング、組長、次長は歩数を比較して、記録を調整します。25分後、ゴールに到着。結果、実測値1020メールの所、3組のスカウトにて計測された最値は、932メートルでした!いい線、いっている。Good!

ゴール近くの関東地域最長のローラーすべり台に到着。長さ247メートル高低差42メートルのローラー滑り台を数人で連結して、滑っていきます。3分ほどで滑り降りてきます。汗を拭きながら、何度も何度も坂道を駆け上がり、ローラー滑り台を滑り降りてきました。約1時間で最大5回滑ったスカウトがいました。

キャンプ場に戻って、昼食の後、疲れがたまっているため、暫し休憩。休憩の後、スイカ割です。目隠しをして、ぐるぐる回って、スイカまで一直線。仲間の変え越えで、右左に動き、真上から力いっぱい振り下ろします。なんと2組は、1人目からスイカを直撃する快挙。

キンキンに冷えたスイカを食べたら、スタンツの練習です。6月からシナリオを考え、動きを練習してきたスタンツの確認会。それぞれの役を確認しあいます。各組、夕食の後も、時間を見つけて、セリフ、身振りの最終確認を行いました。

そして、大営火(キャンプファイヤー)です。キャンプ場の全ての明かりを消し、「遠き山に日は落ちて」の独唱が始まりました。暗闇の中からトーチを持ったくまスカウトが井桁に組まれた薪を回り、正面でトーチにて火をます。井桁の薪の中の多数の細かい枝に火が燃え移り、高い炎が上がります。「火が燃える」が聞こえてきます。その後、スカウト、指導者も一緒に「キャンプだホイ」を歌いました。1、2、3組の順でキャンプファイヤーの火を照明にスタンツを行いました。自分の役を理解して、大きな声で派手な動きで、魅了しました。万感の拍手が鳴り響きました。「一日の終わり」を、指導者、保護者、スカウト全員で歌い、大営火を終了しました。

営火の後、組会議、係会議、組長・次長会議、組への連絡を実施して就寝。流石に、疲れがたまったのか、すぐに就寝してました。

【4日目】
2日目と同様3日目も6時30分から活動を開始し、朝のつどい、国旗掲揚を行い、朝食を済ませたら、すぐに撤収を開始しました。まずは、自分たちの荷物をパッキング。デンリーダーに手伝ってもらいながら、自分達の荷物をパッキングしていきました。パッキングが終わったら、清掃係は、コテージ、炊事場、トイレを掃除し、残りのスカウトはテントを撤営していきます。7時30分から開始して、8時30分には撤去完了。9時に閉村式を行い、お世話になったキャンプ場を後にして、バスに乗車。

バスは一路、奥多摩 水と緑のふれあい館に向かいました。ふれあい館では展示物、3Dの映画にて、奥多摩水系の事を学びました。お昼を奥多摩湖でとり、バスに乗車して、浦安目指して、出発。

予定より早く浦安に着き、簡単なセレモニーを行って、解散しました。

【最後に】
夏キャンプは指導者、リーダだけれは成り立ちません。今回、団委員、RS(ローバースカウト)、保護者の方々にご協力いただき、夏キャンプを行うことができました。この場をお借りして、お礼申し上げます。

最後に、カブ隊スカウト達へ

正しい場所にいて、正しい友達と結びついていたことを感じ、記憶に留めておいてください。成長するにつれて記憶は薄れていかもしれない。ただ、ふとした際に、夏キャンプの事を思い出したなら、自分は他のスカウト達から必要とされていたし、他のスカウト達は自分を必要としていたことを思い出してください。

そういったことを感じて欲しいから、指導者、団委員、保護者は、スカウト達を夏キャンプに送り出したんだと思います。猛暑の中、お疲れさまでした。

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※今年度は保護者にも活動に積極的に参加して頂きたいと考えてるのでお子様、指導者がどのように活動してるか見に来てください。
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