カブ隊 社会科見学の巻き(2025/8/22)

8月22日の活動は、見よう、知ろう、国会見学です。法律の制定、予算の決定、内閣総理大臣の指名などを行うを機関である国会について、スカウトと伴に学ぶために、夏休みの最後の平日に国会見学の活動を企画しました。

うだるような猛暑の中、新浦安駅から永田町で下車し、国会見学のスタートです。
初めにスカウトを集めての国会クイズ。
・国会議員の定員は、それぞれ衆議院議員、参議院議員、何名でしょうか。
・国会の正面から見て、左右のどちらに衆議院があるでしょうか。
・衆議院議員、参議院議員のそれぞれの任期は。
その他、計5つ問いました。大人でも難問です。しかし、なんと全問正解したスカウトがいました。なんとなくニュースで流れている政治の話から捉えるのではなく、もっと深く調べているのが伝わってきた一面でした。

国会に入館し、衛視さんによる荷物チェックの後、国会見学のスタートです。
月並みですが、国家威信をかけてつくられた国会はやはり荘厳です。17年の年月をかけて、昭和11年に完成したと、説明を受けましたが、デザイン、装飾ともにモダンです。創建当時、最高級な国産ものを使って、建築された国会は色あせず、厳かで気高い雰囲気でした。いつもテレビで見ている国会中継で映し出される予算委員会の会議室が、想像していたより小さかったり、それぞれの廊下の角にクーラーがなかった時代の名残の空気の抜け穴があったり、中庭には、馬車での登庁のため、馬に水をやるための名残が噴水になっていたり、天皇陛下のご休憩所の素晴らしい装飾、照明の照らし方の理由などのの説明を受けて、へー、なるほど、こんな風ななっていたんだの連続でした。

国会を抜けて、国会議事堂前に移動です。47都道府県からの送られた木を植えた林があり、写真撮影のために、その中を抜けながら移動しました。最初、沖縄のソテツから始まり、千葉の県木をずっと探していたところ、やっと見つかりました。千葉県の県木である「まき」を見つけたときは、郷土愛が炸裂。「やったー、千葉だ、まきだ!」と喜んでいました。まきは地味な木なので、まきも喜んでもらえて嬉しかったことでしょう。

正門前から国会議事堂をバックに写真撮影。正門から見ると政治の中立性と公正性を象徴し、左右対称のシンメトリーで作られているのを改めて実感しました。全体の調和と均衡の素晴らしを感じながら、とは言いつつ、体感35度を超えているような暑さでしたので、急いで整列して、記念撮影。

普段はニュースでしか見ることのない国会議事堂を実際に訪れ、本会議場や委員会室の雰囲気に触れ、政治が遠い世界のものではなく、自分たちの生活と繋がっている現実のものであるとスカウト、指導者ともに実感した良い活動でした。