ことし最後のしめだ(2024/12/15)

12月15日の活動は、クリスマス集会で行うスタンツの練習としめ縄作りを行いました。

まずは、開会セレモニー。久しぶりに「カブコール」で集会を開始しました。隊長を中心に大輪になって集まり、しゃがみ込み両手はカブサインを行い隊長を中心に呼びかけるように歌いだします。隊長が「りーす」とコールするとスカウトは「りーす」と返し、「うさぎー」、「くーま」とコールします。万歳して、立ち上がり、ジャンプして着地し、敬礼して「カブコール」は終了。国旗儀礼後、ソング、やくそくとさだめを行い、開会セレモニーを終了。

セレモニーの後、各組に分かれてスタンツ練習。1組は「鶴の恩返し」のため、反物の小物を作り、シナリオをなぞって練習しました。2組は、傘地蔵の練習です。すでに、小物は完成しているため、リハーサルを繰り返しました。3組は、「おむすびころりん」。家庭で作ってきた小物を見せ合い、スタンツの動きを確認しました。

スタンツの練習の後、弁天ふれいの森公園を育む会の方にしめ縄作りを指導していただきました。今では想像ができませんが、以前の浦安は半農半漁の村で、無数に田んぼがあったそうです。陸地の凡そ90%が田んぼだったそうです。収穫した米の藁を有効利用して、土塀や器はもちろんの事、正月飾りを作ってました。五穀豊穣を正月に祈念するために、藁を使って1年の門出を飾ることを教え、しめ縄作りを開始しました。藁をすぐる、藁を揃える、麻糸で縛る、藁を叩くの順で準備を行い、藁を縛った根本を2つに分け、根元を固定し、時計回りにねじって交互によりをかけ縛ります。最後にわっか状にして麻紐で縛り完成です。しめ縄は、豊穣を祈念する農耕者の気持ちを表現しおり、雨を降らす雲の形を表現し、しで(紙手)は窒素を落としてくれる雷を表しているそうです。雷が落ちた田んぼは、窒素が蓄えられ栄養養分が一杯になり、雷の田んぼとして有用がられたそうです。作成過程で、弁天ふれあいの森を育む会の方から浦安の農業の歴史、しめ縄の意味を教えて貰いながら、藁を編んでいきました。スカウト達が作ったしめ縄は、それぞれ形が違えど、1年の門出を祝うに相応しい気持ちのこもったものとなりました。また、浦安の歴史を知るいい機会になりましhた。
田んぼがない浦安でこのような素晴らしい活動を手助け頂いた弁天ふれあいの森公園育む会のボランティアの皆さん、ありがとうございました。

藁をすぐる・・・藁についてごみや汚れをとる作業

最後に、閉会セレモニーを行いました。