カブ隊 はじめまして!(市川6団との合同ハイク)2025/1/19

神(仏)をうやまい、自分への責任を認識させ、小グループの中で、相互に影響しあう機会を提供するを目的に、市川の寺社仏閣を散策しながら、市川をハイキングしました。
今回の初詣ハイクは、市川市行徳・妙典地区で活動をしているボーイスカウト市川6団 カブ隊と合同で行いました。

■セレモニーと出発
8時30分に浦安駅に集合し、駅前の交番横で小さく隊列を組みセレモニーを開始。東西線浦安駅を出発し、西船橋で乗り換え市川6団と待ち合わせ場所の市川駅を目指します。しかし、西船橋乗り換えの総武線で、おなじみの部門カラーの黄色と紺を基調とした服装、そして、黄色のチーフを巻いた集団を発見しました。この時間、この場所にいるスカウトの集団、それは市川6団に違いない、とスカウトたちは、やんややんやと囃し立てました。お互い遠目で確認してました。
市川駅に到着後、iリンク市川3階の広場で浦安第2団と市川6団のカブスカウト約50人が集合し、それぞれの隊毎に隊列を組みました。隊長挨拶、浦安第2団2組による指揮にてソングを合唱し、市川6団の隊長から2つ指示。
一つ目:各隊のそれぞれの組は、一緒にハイキングをすること。例えば、市川6団の1組と浦安第2団の1組は一緒に行動すること
2つ目:指令書を渡すので、それぞれ一緒になった組で指令をクリアすること
ハイキングでの指令は慣れたものだが、一つ目の違う団との合同ハイクで一緒に行動することは初めてのため、戸惑いの声が上がりましたが、流石はスカウト同士。すぐに、大きな声で自己紹介をし、「仲良しの輪」※すると、いとも簡単に仲良くなりました。合同で隊列を組みながら市川駅を出発しました。

※左手親指を出し、左側のスカウトの親指を握る形で輪を作り行い、「〇組、いつも元気」の掛け声の下、右手をカブピースサインで上から輪を握っている左手に下すカブスカウト独自の動作。

■ハイキングコース
今回のハイキングコースは、JR市川駅から徒歩約15分のところに位置する日蓮宗である真間山 弘法寺や手児奈霊神堂を巡ります。個人な話をして申し訳ないですが、市川駅から弘法寺の参道の開ける大門通り商店街は、ふらっと飲みに行きたくなる店やパン屋さんや珈琲店があり、好きな商店街の一つです。万葉集に手児奈姫の悲哀の歌が掲載されて縁で、商店街の至る所に、万葉集の一句が掲載されているのも、歴史の香が漂って心を擽られます。どうでもいいことですが、真間繋がりで、市川市の京成「市川真間駅」は母の日に「市川ママ駅」に変わります・・ちなみに、真間は崖という意味です。そう、弘法寺は崖に立っています。では「欠真間(かけまま)」は?津波で真間の一部の土地が流れて形成された地域です。以上、市川の歴史散策サークルで教えて貰って知識でした。

それでは、ハイキングの指令に戻ります。隊長からの指令は以下、合計7つ。どれからも巡って解決しても構わない。市川は浦安と異なり、歩道が狭いので、組長次長を中心とし縦列で移動を開始しました。

<指令①>市川八幡駅神社の大きな木の名前は?
<指令②>浮嶋弁財天をお参りしよう。
<指令③>稲荷神社のおみこしの数は?
<指令④>手児奈霊神堂の白い道の長さを図ろう
※長さを図るにはどうしたらいいかな?みんなで知恵を出してやってみよう。
<指令⑤>亀井院の伝説の古井戸と一緒に写真を撮ろう
<指令⑥>弘法寺 涙石を探して写真を撮ろう。古墳の形と全長を調べよう。
<指令⑦>国府神社 2匹の狛犬と同じポーズで全員で写真を撮ろう。

■ハイキング開始
①市川八幡神社
市川手児奈通りと分岐する2差路の間に建立された神社を目指して、市川駅から5分ほど歩きました。ポケットに握った5円玉をお賽銭箱の前に立ち、そっとお賽銭を入れて、礼をしました。指令の木はすぐに見つかったので、組長は急いでスカウトたちを動かし、次の場所に移動を促しました。

市川手児奈通りをまっすぐ行くと、京成電車の踏切にぶつかります。踏切前は、横断歩道はあるが、信号がない5差路で注意してわたるようデンリーダーが声を変えます。信号もなく5差路を上手く車が通行できるな、と感心していたところ、耳慣れない言葉が。「でんりー、分かった」。うん?でんりー?でんりーとはデンリーダーのこと?改めて市川6団のスカウトに確認すると、「デンリーダー」のことでした。新し発見。そういえば、ジュニアリーダーはどう読んでいるのか気になりました。語感としてはジュニーがいい。

京成の線路の五差路で、1組は左、2組は真っすぐ、3組は右に曲がり、指令の場所を目指していきました。

②浮嶋弁財天
真間川のほとりにある小さな社がある浮島弁財天に、一番最初に到着したのは3組。持ってきた5円玉を賽銭箱に入れ、お参りしました。昨年行った七福神巡りで勉強した、弁財天にお参りするとお金持ちになるということを思い出し、富を願うスカウトが続出しました。3組がお参りした瞬間に、1組、2組も到着。

④手児奈霊神堂の白い道の長さを図ろう
手児奈霊神堂の境内に敷設された白石の参道の長さを測る指令です。端から左手を繰り返し、交互にしながら長さを測ろうとするスカウト(それはちょっと難易度が高い)、何歩で歩けるか確認して、一歩の長さを乗算するスカウト、ボーイスカウトロープを使って長さを測るスカウト、お参りを優先するスカウト。それぞれの合同組で、話し合いながら長さを測り、喧々諤々の話し合い(測る方法、測定した結果で大いにもめてました。。)。


⑤亀井院の伝説の古井戸
手児奈霊神堂のすぐ近くの亀井院のお堂の橋の欄干を潜り抜けるため、少し背をひそめて、亀井院の古い井戸の前で集合写真を撮りました。

⑥弘法寺
「ぐほうじ」と読みます。名前の通り、弘法大師は関係しているのですが、鎌倉時代に宗旨替えにより日蓮宗のお寺に変わりました。弘法寺には、樹齢400年と伝わる枝垂桜「伏姫桜」(南総里見八犬伝からですね)が植えられ、春の時期には大勢の参拝客が見物に訪れます。
弘法寺の山門、本堂に向かう石段の中に、常に一段の石材が濡れた状態であるとされる石があります。それが涙石です。

真間の名前の由来の通り、崖に作られた寺院であるため、石段は急でした。一段、一段、山門に向けて上りましが、途中、涙石は見つけられませんでした。一回上ったのに、下まで駆け下りて、涙石を探すスカウト達。確かに、以前訪れた際には、緑色だったような気がするのですが、今回見る限りでは、他の石と同じ色の褐色となっていました。中々見つからず探して探しえて、ああでもない、こうでもないと言いながらやっと見つけた時は歓喜の声が漏れました。弘法寺の山門の阿吽の仁王像を真似た後、本堂に参拝をした後、伏姫桜を見学し、古墳を探しました。私も何度か弘法寺を参拝してますが、古墳があることは知りませんでした。スカウト達は、境内の端から端まで歩いて、どこにあるのか走って走って駆け回り、息を切らして、やっと境内の端に小さな看板を見つけました。「前方後円墳」 「崩れているので危険」と書かれてます。確かに小高い山がある。「これなの?」と不思議がるスカウトでしたが、不自然に盛り土があることからして古墳でしょ、と納得してもらい、次に出発しました。

⑦国府神社
弘法寺から急な坂道をゆっくる歩きながら、国府神社を目指しまた。国府神社も急な石段を登り、神社に到着しました。スカウト達は、邪気を祓うよう勇ましい表情をしたり、ライオンのように吼えたり、銘々がそれぞれすきな狛犬になりました。国府台は、国府が設置された場所というだけでなく、ヤマトタケルのコウノトリ神話から生じた説もあることを勉強して、お参りをしました。

昼食は、3組は、里見公園で、1,2組は弘法寺で各組合同で合同で取りました。

ハイキングといえば、カブ弁。どのようなカブ弁があるのかチェック。
から揚げ、卵焼きなど定番ものが多い。今回見つけたレアカブ弁は、チーズ醤油カブ弁。これ間違いなく美味しいやつですね。

■セレモニーと解散
13時前に最後の組である合同1組が坂を上ってきて里見公園に到着。セレモニーは少し後らせて、それぞれ合同の組で遊べる時間を作りました。鬼ごっこやブランコで遊んだり、出発の時はよそよそしかったのに、ハイキングの指令を通りして、すっかり意気投合しておりました。最後に用意した名前と自己紹介を書いた名刺を交換しました。

チャレンジブックをクリアした浦安2団、市川6団のスカウトを表彰し、ソング(ひかりの道)を歌い、解散しました。

ちなみに、指令の優勝は、3組でした。

里見公園から市川駅に向かい、浦安駅で解散しました。

他の隊と合同で活動したことで、普段関わることがない新しい友達やリーダと交流ができました。違う背景や考え方を持つ仲間と協力してハイクや指令をこなすことで、チームワークやコミュニケーション能力が養われました。難しく言うと、他の隊と交わることで、新たな活動や価値観に触れ多様な考え方をスカウト達は受けとめたと思います。隣の町の行徳・妙典地区の仲間と一緒に活動できたことは地域全体に連帯感を深め、スカウト達の絆を心に留めることができたと考えてます。


市川6団のスカウト達、また、指導者の皆さん、ありがとうございました。一緒に活動できて楽しかったです。また、一緒に活動しましょう!次は浦安で遊び学びましょう。

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